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治療の進め方や内容
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① 問 診

問診から体の状態を推測する

 

いつ痛くなるの?どうすると痛くなるの? その答えによって導き出される推測は変わってきます。

その動作のどのタイミングで痛くなるの? その答えによっても導き出される推測は変わってきます。

どんな痛み?鋭い痛み?重い痛み? それらによっても当然 導き出される推測は変わります。

問診はとても重要な情報源です。

 

② 検 査

 

画像ではない方法で分析する

 

当院では画像を用いた検査はできないので別の方法で検査します。

画像でしか分からないことがありますし、画像では分からないこともあります。

だから病院とはまた違った視点でカラダの状態を診ることがことができます。

 

直接的原因と根本的原因

 

検査は患部の状態と直接的原因および根本的原因を把握するためにおこないます。

 

検査の方法は、特に大掛かりな道具を使わない整形外科的徒手検査法や、関節の可動域の検査、立位姿勢の状態を評価する検査、またいくつかの動作をしてもらってその動きを分析評価する検査等を行います。

 

単純な『前屈』という前へかがむ動作にしても、どの程度屈めるかだけではなく、どこがどれだけ曲がっているか、逆にどれだけ曲がっていないか、どの角度で痛み等の症状が生じているのか、からだの回旋(ねじれ)が生じていないか等々、評価する要素は多くあります。

 

ひとつひとつの検査からどれだけからだの情報を得られるか。当院では解剖学的知識・運動連鎖・運動力学的視点を動員して、からだから多くの情報を引き出して症状と原因を把握していきます。

 

③ 施 術

治療は主に人の手による施術=手技を用いておこないます。

人の手には不思議な力があるそうで、達人と言われる人たちは手技の技術を使って治しているようにみえて実は手から出るエネルギーの波動によって治していると云われます。

私は達人ではないので知識と技術を日々研鑽して積重ねていくしかありません。

向上するために日々努力します。

だから当院の施術は固定されたものではなく日々月々変化・進化しています。

日々の変化はわずかですが一か月もすると施術の内容が少しづつ変化しているのが分かると思います。

目の前の人を良くするために日々向上する心、これがありがとう整骨院の治療の根源です。

 

具体的な施術方法は【施術メニューいち覧】をご覧ください。

関節に瞬間的な力をかけて「バキッ」と音をさせる類の治療法は扱っておりません。

 

④ 運動療法

治療を開始して2~3回後、あるいは治療の効果が出始めた頃、当院では家庭でできる運動を指導させていただいています。

 

引き算の運動と足し算の運動

お伝えする運動には引き算の運動と足し算の運動があります。

例えば、背中の脊柱沿いの筋肉の柔軟性が無くなり硬くなって腰に痛みを生じさせている場合。

この場合は脊柱沿いの筋肉の柔軟性を取り戻すストレッチを指導します。

柔軟性を取り戻す=硬さを取り除く=マイナスする。

これは引き算の運動です。

もう一つ例えば、普段背中を丸めた姿勢でいることが多い人で、台所仕事をしているとたびたび腰が痛くなるという場合。

この場合はさらに、背中に負担のかからない姿勢・動作を指導したり、姿勢を支える体幹部の力を強くする運動を指導したりします。

動作を身につける、機能を付け加える=プラスする。

これは足し算の運動です。

 

私は治療家であると同時に、トレーニングの指導者としての資格も併せて持っています。

その持ち味を役立てるために施術の時間の中で、簡単な運動療法をお教えしています。

めざすのは、痛みをつくりださないカラダです。

 

⑤ 施 術 後

その後の治療と通院回数

 

1~2回で改善する人もいますし、数か月かかる人もいます。

患者さんそれぞれの原因と症状と現在時点の改善具合。

それとご本人の都合も考え合わせて今後の治療計画を相談します。

 

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